Tempalay with UGG[A WANDERING DAY]
by SWITCH

時代を彩る様々な表現者たちを追い続けるインタビューマガジン「SWITCH」を介して、アメリカ西海岸の音楽などに影響を受けた東京インディロック界の要注目バンド・Tempalayと、同じく西海岸のカルチャーをルーツに持つUGG®のコラボレーションが実現。

Tempalayが考える西海岸のカルチャーやライフスタイルの魅力は、UGG®というブランドの根底にあるものを知るヒントになるはずだ。

小原綾斗×UGG® NEUMEL

個人の集合体としてのバンド

サイケデリックな音像とユーモアに富んだ歌詞を武器にインディロックシーンで異彩を放つTempalay。2014年の結成から4年、バンドにとって変化が起きた。結成当初からのメンバーのひとりが脱退し、今までサポートメンバーとして活動してきたAAAMYYY(エイミー/Cho&Syn)が正式メンバーとしてバンドに加入することになったのだ。

「ライブも制作もAAAMYYYとずっと一緒にやってきたので、何かが大きく変わったという感覚はあまりないんです」(藤本夏樹/Dr)

「でも、周りからすると女の子のメンバーが加わったということでバンドの見え方はガラッと変わるのかなと思います」(AAAMYYY)

リスタートを切ったバンドからさっそく届いたのが、エキセントリックなミュージックビデオも話題になっている新曲「SONIC WAVE」だ。

「『SONIC WAVE』はとにかく自分たちの好きなことを詰め込んで、みんながハッとするようなものにしたかったんです。結果的にその自由さみたいなものがAAAMYYYの個性や存在感を象徴するものになったと思います」(小原綾斗/Gt&Vo)

シューズ ¥21,000(UGG® /デッカーズジャパン)、ジャケット ¥23,000、 パンツ ¥16,000(ともにヴォート メイク ニュー クローズ /HEMT PR)、 シャツ ¥24,000(フィンガリン)、 ハンチング ¥10,000(カイコー/スタジオ ファブワーク)、 サングラス ¥43,000

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AAAMYYY×UGG® NEUMEL

これまでもTempalayはシーンのトレンドなど無関係に音楽を作ってきたが、現在はそのモードがより一層強くなり、やりたいことが3人の中で膨らんでいるのだろうか。

「僕らはいつもそんなに先のことを見据えて活動しているわけじゃないんです。その時々に思いついた面白いことをやっているだけというか。ただ、常に周囲が抱くイメージや予想を良い意味で裏切れたらなとは思っています」(藤本)

「Tempalayってメンバー3人の個性がすごく強いんですよね。それぞれにソロ活動もしているし、モデル活動もしている。例えるなら、Tempalayはいろんなスタイルを持った個人の集合体という感じなのかなと思っています。そういうスタンスのバンドって日本にはまだそんなにいないと思う。理想を言えば、アルバムを作る時とツアーに出る時だけみんなで集まるみたいな形にしてもいいんじゃないかなって考えているんです」(小原)

「それぞれにやりたいことは今後も増えていくだろうし、Tempalayの活動があるからそれを我慢するというのは不健康ですからね」(藤本)

シューズ ¥20,000(UGG® /デッカーズジャパン)、ジャケット ¥35,000(イクミ /UTS PR)、パンツ ¥12,000(ユナイテッド トウキョウ) その他すべて/スタイリスト私物

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藤本夏樹×UGG® HARKLEY

アメリカ西海岸で受けた刺激

Tempalayの音楽性に影響を与えた多種多様な音楽の中にはアメリカ西海岸のインディロックやヒップホップも含まれている。そして、今回彼らが履いたUGG®も1978年に若きサーファーが西海岸のカリフォルニアで立ち上げたブランドであるという共通点がある。

「西海岸の街の空気やカルチャーからは自由さや解放感を感じます。その結果生まれるファッションやライフスタイルもすごく良いなと思う」(小原)

そう語る彼らは2016年にアメリカツアーを行っており、3人は実際に西海岸の街を訪れ、様々な刺激を受けたという。

「ツアー中に行く先々の街で曲を作ったんです。サンフランシスコでは『San Francisco』という曲を、ロスでは『ZOMBIE-SONG』という曲を作りました。『ZOMBIE-SONG』を作った時はすごくカッコいい曲ができたという手応えがあったんですけど、東京に戻ってそのデモを聴いたらなんだか恥ずかしくなって(笑)。ロスの空気や街の中に身を置いていたからこそできた曲だったのかなと思いましたね」(小原)

自由で解放的な西海外の空気の中で、UGG®もまたブランドとしての個性を確立させていった。

「UGGのシューズもそういう西海岸の環境やカルチャーの中で生まれたものなんでしょうね。サーファーの人なんかは海から上がって冷えた体を暖めるためにUGGを履いていると聞きました。私も大学生の頃に友達とUGGのシューズを買って、ガシガシ履いていたんですけどすごく丈夫で。それから何年間かずっと履いていました」(AAAMYYY)

1980年代半ば、UGG®のアイテムはカリフォルニアのサーフショップで人気を集めるようになり、その後ブランドは西海岸のカルチャーを核に持ちながらも、ハイファッションとの結びつきも強めていき、ニューヨーク、ロンドン、パリなど世界的な都市にもショップを構えるようになり、今では幅広い世代に受け入れられている。

「UGGは女の子がよく履いているシューズという印象を持っていたんですけど、今日履いてみてすごく軽いし暖かくて、しかもカッコよかった。UGGを履いて来年はフェスに出たいですね(笑)」(藤本)

「音楽でもファッションでも、それがどこでどのように生まれてきたものなのかという根本にある文脈を知ることは大事だと思っていて。それを知ることで得られるものがたくさんあると思う」(小原)

新体制となって初となるミニアルバム『なんて素晴らしき世界』のリリースを九月に控えるTempalay。西海岸のカルチャーに通じる自由さと解放感を携え、3人はこれからも私たちを驚かせてくれるような音楽を生み出してくれるはずだ。

シューズ ¥23,000(UGG® /デッカーズジャパン)、ノースリーブパーカー ¥20,000(ネオンサイン)、 ハイネックロングT ¥16,000(マイン /マイン バイ アイデア)、パンツ ¥61,000(Y/PROJECT /CONTENASTORE)

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Tempalay

2014年結成。今年サポートメンバーだったAAAMYYYが正式加入。9月26日にミニアルバム『なんて素晴らしき世界』を発表し、東名阪でのワンマンを含む全国ツアーを予定している。
tempalay.com

PHOTOGRAPHY: IWASAWA TAKAO
STYLING: F KAN
HAIR & MAKE-UP: KIMURA KAZUMA